トオイと正人

 TOOI&MASATO

小林紀晴   第一回監督作品   

kobayashi kisei film 


僕がまだ目を覚まさない。

原作:瀬戸正人

『トオイと正人』 (朝日新聞社1998刊)

ナレーション :鶴田真由


監督・脚本:小林紀晴 /音楽:いろのみ/編集:上野一郎/撮影:小林紀晴、尾崎聖也、今井知佑 /出演:瀬戸正人、尾方聖夜 / ナレーション:こしみずよしき / 2023年/ カラー/ 63分/16:9/製作・配給:Days Photo Film/配給協力・宣伝:プレイムタイム/企画協力:プレイスMほか

内容

タイで生まれ、タイ語しか喋れなかった少年トオイ。
8歳になったある日、残留日本兵だった父と共に福島へ。四季のある国でトオイは正人(まさと)と名を変え、日本人として生きてゆくことになった。気がつけば、タイ語を喋ることができなくなっていた。大人になった正人は写真家となり、自分のなかに眠っているトオイを探しに、福島へ、タイへ、ラオスへ、さらにメコン川と阿武隈川を遡る記憶の旅に出た…。写真家・瀬戸正人の自伝エッセイ『トオイと正人』(1998年)を、同じく写真家でありノンフィクション・小説執筆なども手がける小林紀晴がドキュメンタリーとして初監督した。